会長就任挨拶

 
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第109回千葉県歯科医師連盟評議員会におきまして、令和3年度からの2年間の会長就任をご承認いただきました尾﨑俊郎でございます。
重責に身の引き締まる思いですが、会員の皆さまのご理解を賜り、責務を全うするべく全力を傾注してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、すでにご存じのように、昨年年明け直ぐに新型コロナウイルス感染症の拡大により医療従事者といたしまして、多くの皆様が環境の変化や近い将来に対し不安をいだかれたことと思います。
そのような中で私共連盟は、衛生用品の確保に向け国会議員の方々に働きかけを行い、また国からの補助金、給付金、貸付などの経営支援策をいち早くお届けするために、情報収集を行いFAXやHPを活用し広報の強化にあたりました。これらは前会長宮吉先生の的確な判断力、決断力、実行力があったからこそであり、前県歯会長の砂川先生との強固な連携によるものと考えております。
今後は、高原県歯会長とともにこの連携を継承し維持発展させてまいります。
また、長年の課題となっております組織率の強化ですが、前県歯会長並びに前連盟会長の強力なリーダーシップ、そして各支部の絶え間ないご尽力によって会員数も回復傾向にあります。歯科医師会の意向を関係各所に伝えるには、組織力が発揮できる会員数が求められます。
今後もさらに組織率を向上させることで、会員本位会員擁護の立場に立ち、会員の経営基盤の安定化を図るために活動してまいります。
輝かしい歴代会長と比べ私は時として進み遅いと感じられる時もあるかもしれませんが理想を高く持ち、理想を語り、理想に近づける努力を惜しまず会務を進めてまいります。
時代も昭和・平成・令和と移り変わり技術の進歩により情報共有のスピードも変わってきております。平成元年生まれの方も30歳代となり組織の中心も昭和から平成へと変わり、時代が変われば価値観も変わります。
今期役員の役割は、次世代とのパイプ役と位置付け、次世代の方々が会務に参加し易い組織の再構成、事業の見直しを行ってまいります。
まずは、時代の変化を理解し、各人の実力を引き出すための方策を考えた事業展開ができる組織づくり、会務の執行に当たります。
最後になりますが、私共連盟役員は常に会員の皆様に仕える身であることを思い会務運営を行っていくことをお誓い申し上げ、簡単ではありますが会長就任のあいさつとさせていただきます。これから2年間よろしくお願い申し上げます。

千葉県歯科医師連盟のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
千葉県歯科医師連盟は、県民の皆様に安全・安心の歯科医療を提供する為、一般社団法人千葉県歯科医師会の医療政策の実現と歯科診療所の安定した経営の確保に向けて日々活動しております。
近年、口の中の様々な細菌が、肺炎・動脈疾患・低体重児出産・感染性心内膜症など全身の健康に大きく影響することが判ってきました。

平成29年6月9日「経済財政運営と改革の基本方針2017~人材への投資を通じた生産性向上~」(骨太方針)が閣議決定され、この中でも「口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む。」と記されており、国も拡大し続ける医療費の適正化の手段として、歯科・口腔保健の重要性を重視するようになりました。

更に平成30年には、診療報酬改定、介護保険法改正、介護報酬改定のトリプル改定が控えております。地域包括ケアの枠組みの中で、老若男女・障がいの有無にかかわらず万人が等しくクオリティの高い歯科医療を受けられるよう、本連盟も、日本歯科医師連盟と連携を取りながら国政へ働きかけて参ります。 本県においては、県議会与党の自由民主党の殆どの県議会議員が所属する医療問題議員研究会を窓口として定期的な協議会を通じ、県民の健康の為の施策や、近年特に本県で問題となっております歯科衛生士の受給問題などについて引き続き働きかけて参ります。

千葉県歯科医師連盟は、一般社団法人千葉県歯科医師会、千葉県歯科医師国民健康保険組合と共に、県民の健康寿命延伸と、それを担う会員の医院経営の安定に努めて参ります。
保険医を続ける以上、政治に無関心・無関係ではいられません。 是非、多くの先生方のご参加とご協力をお願いいたします。