千葉県歯科医師連盟
会長 宮吉 正人
新年あけましておめでとうございます。会員の先生方におかれましては穏やかな新しい年をお迎えになっていることとお慶び申し上げます。また平素は、連盟会務運営にご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げます。
さて、昨年10月2日に発足した第4次安倍改造内閣において、会員で顧問(現在は大臣規範に則り解嘱中)の白須賀貴樹衆議院議員が文部科学大臣政務官兼内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に就任しました。文部科学省では科学・スポーツ、内閣府では2020年オリンピック・パラリンピック、復興庁では福島第一原発対応と、いずれも今後の日本にとって重要な分野であり、今後、益々の活躍が期待されます。
県政においては、行政・議会取り分け、自由民主党千葉県医療問題議員研究会の県議の先生方と良好な関係を構築しており、千葉県歯科医師会が全国へ発信する「8029(ハチマル肉)」に関連した予算確保に協力いたしました。本年も引き続き、県歯の政策実現とその先の「会員の生活と職域確保」の為、積極的に活動してまいりますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。
今年は、もう一つ、連盟の重要な活動である「選挙」がありますが、「統一地方選挙」と「参議院議員通常選挙」が12年に一度重なるという大変重要な年にあたります。まず、1月に会員でかつ連盟顧問である星野順一郎先生が我孫子市長の4期目に挑戦をいたします。星野先生は、地方自治の首長という立場から歯科界に貢献していただいておりますので、連盟といたしましても万全の態勢で支援することは勿論のことながら、見事当選を果たされることと確信をしております。
続いて、4月の「統一地方選挙」においては、日頃、県歯政策にご理解ご協力を頂いている医療問題議員研究会の県議の先生方の再選に向け活動を展開してまいります。また、「千葉市議会議員選挙」では志を持った若い会員が出馬を予定しております。こちらも、全力でのサポートが必要と考えておりますので、ご協力のほど宜しくお願い致します。
連盟は県民目線の下、県歯の政策実現、目的達成に寄与し、会員の生活を守る組織です。この活動を支えているのは、政治団体としての組織力となります。今年も継続して、積極的に未入会対策に取り組み、連盟活動の意義と重要性、政治参加の必要性を伝え、会員の結束力を高めることで政治力を拡充してまいります。
本年もご協力をお願いすることが多々あるかと存じますが、真摯に会務運営に努めてまいりますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。最後に、今年一年、 会員の先生方の益々のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
日本歯科医師連盟
会長 高橋 英登
新年のご挨拶「未来と希望を拓く年に」
新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様にはお健やかに新春をお迎えのこととお慶び申しあげます。
平素は、本連盟の諸活動に大変ご理解とご協力を賜っておりますことを心より厚く御礼申し上げます。
■口から食べることの大切さが浸透
最近、歯科の重要性が議員をはじめ国民の間で改めて見直されています。また事あるごとにマスメディアに歯科健診など歯と口腔の健康の大切さが取り上げられ、歯科医療への関心が高まり、最期まで口から食べることの大切さが国民の間に浸透してきました。国民歯科医療費も2兆9千億円の大台にのり、微増ではありますが毎年増加傾向なのはその証左と言えます。そして、国民の歯と口腔の健康に貢献できるのは、歯科医師である我々会員です。
■診療環境の整備・構築が第一
本連盟の会員は日本の歯科医師を代表する歯科医師会の会員であると同時に、国民の健康と生活を守る歯科医療の専門家です。その会員が安心して多くの人を診療し、質の高い医療を提供できる環境や体制を整備、構築するのが、連盟の基本的な役割であると考えます。
では連盟は会員のために何をしなければならないでしょうか。国民の代表者であり、立法府を動かす国会議員との人間関係の構築すなわち議員との間に「顔の見える関係」をつくり、歯科医療が国民の健康寿命の延伸に大きく寄与するというエビデンスを携えて、質の高い歯科医療の普及の必要性を訴えて行くことに他なりません。
■勉強会などロビー活動を積極展開
私ども執行部は事あるごとに議員を訪ねるとともに、歯科に理解を示してくれる議員との間で複数の勉強会を立ち上げ、歯科への理解をより一層深めてもらうための努力を重ねています。執行部としては、引き続き政権与党を支え、政権中枢との信頼関係を維持してまいりたいと思います。長年の懸案だった所謂40円ルールの撤廃もこうした地道な政治活動の賜物と言えます。
■参院比例選のスタンス
昨年3月の第133回評議員会において、本連盟自体が裁判の係争中であることなどから、組織代表候補の擁立の見送りを決めました。6年前の参院比例選で組織代表候補が獲得した票の切り崩しが懸念されており、本当にそうなった場合、今後の歯科界にとって大きな痛手となるかもしれません。ですから、本連盟としては、今後の歯科界をリードしていく候補者を側面支援という形でサポートすることができないか、昨年11月の第135回臨時評議員会での決定を受けて、現在、執行部内で検討しているところです。政治資金規正法はもとより公職選挙法の枠組みからも逸脱することがないよう、会員の皆様はじめ内外から支持を得られるような形で支援をしていきたいと考えています。
■国民皆保険制度の堅持
昨年6月、経済財政諮問会議の答申を経て骨太の方針が閣議決定されましたが、ここには従来の生涯を通じた歯科健診の充実が盛り込まれている一方で、初めて国民皆保険制度の維持が明記されました。今や42兆1381億円(平成28年度)もの国民医療費は、団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年に向けてさらなる増加が見込まれています。この超高齢社会を迎えるにあたり、健康寿命の延伸に向けて歯科の果たす役割は非常に重要です。歯周病と糖尿病とのパラレルな関係、歯数と認知症の関連性、口腔機能管理が在院日数に及ぼす影響など歯科的なエビデンスは枚挙にいとまがありません。結果的に歯科が医療費の削減に大きく寄与できることは明白であり、このことを今後も強く外部にアピールして行くことが大切といえます。
■歯科医師の厚労審議官誕生に大きな一歩
歯科界の悲願でもある歯科医師の厚生労働審議官の誕生に大きく係る歯科口腔保健推進室も、各部署からの寄せ集め状態であった訓令室から、専任の室長が配置される省令室への格上げも昨年7月末に実現し、大きな一歩を踏み出すことができました。これもひとえに多くの歯科系国会議員による尽力の賜物と感謝しています。
■国民定期皆健診制度の実現に向けて
歯科疾病には基本的に自然治癒はありません。このため、初期治療や重症化予防など「早期発見、早期治療」が大きな鍵になります。そのための方策として、国民全員が年に1回はチェックを受ける「国民定期皆健診制度(仮称)」の実現が求められます。歯科衛生士によるブラッシング指導やクリーニングも付ければ、国民の歯と口腔の健康意識の向上もさらに図られるはずです。
■議員立法を見据えた実効性の高い連携
本連盟はこれまで組織代表議員を誕生させるとともに、歯科医師の議員を支援してきましたが、他にも歯科に造詣の深い議員が増えています。歯科に直接関係のない議員から「歯科医療の充実が国民の健康につながり、健康寿命の延伸に寄与できる」ことを財政効果も示しながら、エビデンスを持って発言あるいは主張した方がより説得力が高まることは明らかです。このため歯科医療の発展・充実に理解を示してくれる議員を増やしながら、与党の歯科医師国会議員と連携して勉強会などを立ち上げ、情報の交換や共有を図り、良質な歯科医療の普及への理解や造詣をさらに深めてもらっています。しかし、山積する歯科界の課題解決には、議員立法などによる歯科医療政策の実現も視野に入れた実効性の高い議員との連携をこれまで以上に強化、構築する必要性を感じています。
■歯科界の明るい未来のために
我が国は世界でも類を見ない速度で高齢化が進んでいます。人口構成が逆釣鐘型になり働き手である若者の人口が急速に減少している中で、国の社会保障費、特に医療費の削減は喫緊の課題です。先にも述べましたが、今後はあらゆるチャンネルを駆使して、歯科医療が健康寿命の延伸に欠かせないものの一つであり、これによる医療費の削減効果をエビデンスを携えて国民や議員に積極的にアピールして行くことが、歯科界の明るい未来を切り拓くための一つの方向性と強く意識して、これまで以上に連盟活動に邁進していきます。
本年が、歯科界にとって希望多き年であることを祈念し、年頭のご挨拶といたします。
千葉県歯科医師連盟 広報誌新年号
一般社団法人 千葉県歯科医師会
会長 砂川 稔
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新しい年をお迎えになられたことと存じます。旧年中は千葉県歯科医師会に多大なるご支援ご協力をいただき心から御礼を申し上げます。新しい年号に変わる記念すべき良き年に、今まで以上に手を取り合い歯科界の更なる飛躍を目指してまいりたいと考えております。
さて、平成31年は統一地方選挙、参議院議員選挙が実施される年です。歯科界にとっても大変重要な年といえます。超高齢社会を迎え、2025年問題解決に向けた地域包括ケアシステムが本格的に稼働し始めていますが、国の示す社会保障改革を実践するのは地方であり、人の連携であります。県歯と県連盟が連携を図りながら県行政と政策を進めていくことで初めて人が動く環境整備ができるのだと考えています。「医療は医政なり。医政は政治なり」という格言があります。改めて、政治と向き合っていく年にしていこうではありませんか。昨年、千葉県歯科医師会は「8029運動」を立ち上げました。80歳になっても肉(29…にくと読みます)を食べることで良質な蛋白質を摂取してサルコペニア、フレイルを予防し元気な高齢者を増やしていこうという運動です。さらに高齢者の低栄養を防ぐだけでなく、幼少期、学童期から生涯を通した食支援、食育も推進していきます。そのシンボリックな言葉として「8029」を提案しました。昨年9月に特許庁の商標登録も認められ、県歯オリジナルの言葉になりました。今後はこの運動を県内に広めてまいりますので、先生方のご支援ご協力をお願いいたします。
結びに千葉県歯科医師連盟の益々の発展と、新しい年が会員の先生方に素晴らしい年となりますことをご祈念し新年のご挨拶といたします。
千葉県歯科医師国保組合
理事長 山口 誠一郎
新年おめでとうございます。千葉県歯科医師連盟の先生方におかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。旧年中は、歯科医師国保組合の運営に対し、ご理解とご協力を賜りまして厚く御礼申し上げます。
昨年11 月15 日に国民健康保険組合被保険者全国大会が東京都千代田区永田町の憲政記念館で執り行われました。全国国民健康保険組合協会の会員である国保組合から被保険者約500名が参加し、全協副会長の沖縄県医師国保組合 宮城信雄理事長の開会の辞で始まり、全協会長の真野章大会会長の挨拶があり、厚労省、国会議員、国民健康保険中央会等の来賓祝辞の後、議事に入りました。議長団として、中国・四国支部代表 岡山県医師国保組合 草野功理事長、関東甲信越支部代表 全国土木建築国保組合 水田邦雄理事長、北海道支部代表 北海道薬剤師国保組合 宮井裕之理事長の3名が指名された後、全協副会長で千葉県歯科医師国保組合理事長であります私、山口誠一郎が決議提案理由書を読み上げました。以下抜粋を記載します。
「国民健康保険組合は、皆保険制度の実施以前から業種別母体組織を軸として連帯意識と相扶共済の精神に基づき、組合方式による保険者機能を発揮した事業運営を通じて、国民健康保険制度の先駆的な保険者として、医療保険制度の発展に貢献してきた。国民健康保険組合が今後とも医療保険制度の安定的な発展にその使命を果たしていくためには、五人未満法人事業所の適用の在り方について具体的な方策を講じるなど組織基盤の確立が図られるとともに、円滑な事業運営が進められ
るよう国庫補助の確実な確保及び医療保険制度改革に伴う激変緩和措置の拡充が必要である。さらに医療等分野における社会保障・税番号制度の円滑な運用、オンライン資格確認システムの構築等のため、国の責任において財政支援をはじめ必要な措置が講じられることも必要である。国民健康保険組合は、これまでの沿革と実績を踏まえ、今後とも組合方式による保険者機能を発揮した事業の積極的な推進並びに健全かつ効率的な事業運営に一層努力する決意であり、そのため、国並びに
関係者に対し、前述の事項の実現に向けて要望するものである。」この要望書を持って陳情班は、厚生労働省班、財務省班、衆議院第一議員会館班、衆議院第二議員会館班、参議院議員会館班に分かれて陳情行動に移りました。以上のような活動を全国国民健康保険組合協会は毎年行っております。
これからも、宮吉会長はじめ皆様方のご協力をお願い申し上げます。年頭にあたり、千葉県歯科医師連盟の益々のご発展と、会員とご家族の皆様のご健康を祈念して新年の挨拶といたします。